ピアノは電子機器ではないのでしっかりと管理されているものであれば例え中古だとしても新品と大差のない品物になります。それ故に低価格で高品質にも関わらず現在では製造されていない掘り出し物というようなメリットを得られるのも中古ピアノの魅力と言えるでしょう。
しかし良い中古ピアノを選ぶにはポイントがいくつかあります。今回はそのポイントをご紹介させて頂きます。
中古ピアノの外側をチェック
まず前提として外側も綺麗な状態かどうかチェックしてみてください。直接ピアノの音とは関係ありませんが、見た目が綺麗であれば気持ちが良いです。何よりも大事に使われてきた実績があるのである種の物差しとなります。
正面と横が綺麗であれば後部にも着目してください。ピアノの後部には「響板」という音を響かせる板と「響棒」という弦の振動を響板に響かせる棒がついています。これらにひび割れや剝がれが無いかをチェックしてみましょう。
中古ピアノの内側もチェック
外側のチェックが終われば次はピアノの内側です。内側のチェックポイントはハンマーや弦やピンなどに錆がないか、フェルト類に虫食い等の傷みが無いかをチェックしてみてください。
中古ピアノの音もチェック
音色や響きを確認し、出来れば実際に弾いて頂く方が確実です。鍵盤の動きやがたつきがなかったり、実際にピアノの弾いた感触を確かめましょう。
中古ピアノ以外にも着目する必要があります。
中古ピアノ本体以外にもご自身の予算や家の置き場所、搬入経路もしっかりとチェックしておいてください。
またピアノのメンテナンスカード（もしくは調律記録カード）があればそれもチェックしておくことをおすすめします。その他にも価格にも安すぎず高すぎずな妥当な金額であるかや、購入した際のアフターサービスにも着目できればより一層ご自身でご納得頂けるピアノと出会える確率もグンと上がります。
ある程度サイズや機能、メーカーなどピアノを選ぶ基準があれば更に絞れると思います。中古ピアノは出会いなので見つかるのに時間がかかるのも珍しくありません。
今回ご紹介させて頂いた基準をクリアしてあなた様にピッタリのピアノが見つかりますようお祈り申し上げます。